仏壇の種類、価格、特徴を徹底解説

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金仏壇

平均費用:100万~150万円

金仏壇は、外部に黒い漆が塗られ、内部に金箔が施された仏壇です。別名で塗り仏壇とも呼ばれています。多くの人が仏壇と聞くと金仏壇をイメージする事が多いのではないでしょうか。

金仏壇の歴史は古く、600年ほど前の室町時代までさかのぼります。浄土真宗の蓮如上人が仏教の信仰を深めるために各地を回り、仏壇を持つよう説いていたそうです。

蓮如上人の「お袖縋りのお文」で説かれた阿弥陀如来の姿が金仏壇のもとになっていると言われています。
そのため、現在でも浄土真宗の仏壇といえば、金仏壇が主流なのです。

歴史ある金仏壇は非常に華やかで荘厳さがあるお仏壇で、様々な装飾が施されています。まさに日本の伝統技術が施されたお仏壇であることから高級仏壇になります。

伝統的な金仏壇の製造には、複雑な工程で作られます。木地師・宮殿師・彫刻師・塗り師・呂色師・金箔押師・蒔絵師・彩色師・錺金具師・仕立師など、多くの職人の手を必要とします。

【金仏壇を製造する工程】

①木地

仏壇の部品を作っていきます。部品を作った後は、大体の仏壇の形が仮組みをします。

②下地

仮組みした木地を全て分解します。
次の工程で漆をきれいに塗るために、下地塗りを行います。

③塗り

下地を終えた部品に漆を塗っていきます。
塗り終えたら、温度25~30度、湿度約80%としっかりと空調管理をしたうえで、約2日掛けて乾燥させる工程を数回繰り返します。
高級品になればなるほど、漆を塗る回数が増えるので見た目に違いがでてきます。
 

④金箔・金粉

仏壇の内部に金箔を塗っていきます。
 

⑤蒔絵

漆に金粉や銀粉で模様を作成していきます。
漆で文様を描き、金粉や銀粉を付着させた技法のことをいいます。
漆工芸の代表で、日本が世界に誇る伝統工芸です。
 

⑦彫刻

仏壇には細部にわたって彫刻が施されています。細かい彫刻を施すために、数十におよぶノミを使い分けています。
 

⑧錺金具

錺金具とは仏壇に取り付ける金具のことをいいます。


仏壇の補強とともに装飾の役割も果たしています。
伝統工法では鏨を使って金属を加工する手打ちの技法を用いられます。

金仏壇が高いのは金を使うからという理由だけでなく、複雑な工程を得ることからなんですね。

日本工芸の極致である金仏壇は日本の限りある場所でしか生産されていません。以下の15産地のみが経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けています。
 

【伝統的工芸品の指定地】

山形仏壇、新潟・白根仏壇、三条仏壇、長岡仏壇、飯山仏壇、名古屋仏壇、三河仏壇、金沢仏壇、七尾仏壇、彦根仏壇、京仏壇、大阪仏壇、広島仏壇、八女福島仏壇、川辺仏壇


金仏壇はどれも一見同じに見えますが、宗派ごとに内部のつくりが違います。特に浄土真宗は本願寺派(お西)、大谷派(お東)、高田派など、いくつもの派にわかれ、仏壇の内部の形もそれぞれ異なっています。

そのため、購入する際には自分の宗派を確認して、仏壇店と相談してから決めましょう。
 

唐木仏壇

平均費用:60~110万円程度 

唐木仏壇は、黒檀や紫檀など銘木と呼ばれている木材の美しい木目を生かした仏壇です。重厚な風合いが特徴的で、金仏壇に比べてどっしりとした印象を与えます。 

唐木とは、昔の中国が唐から輸入された東南アジア産の銘木のことで、日本では産出されない高級木材のことを指していました。黒檀と紫檀が仏壇の素材として作られていたことから、唐木仏壇と名づけられたようです。

なお、ケヤキや桑など国内産の木材を使った仏壇でも、木目を生かしていれば唐木仏壇と呼ばれます。

【唐木仏壇でよく利用される木材】

黒檀

黒地に美しい木目が浮き出た木材です。

材質は堅く、水に沈むほど緻密です。そのため、耐久性に優れ、虫や菌に侵されにくいうえ、乾燥性がよいという特徴があります。高級な木材で、「木のダイヤモンド」といわれるほど高価です。
 

紫檀

周辺部分は白色ですが、心材は暗紫紅色の木材です。
材質は堅くて緻密です。正倉院御物の唐木細工でも最も多く利用される木材で、古くから珍重されていました。
 

唐木仏壇で利用される木材は伊豆諸島で産出される「島桑」のみです。
年輪が緻密で、美しい木目と粘りのある木材として知られています。
江戸時代から江戸指物などに用いられていました。国内で最高級の木材です。
 

極めて整った樹形をしている木目の美しい木材です。
材質も堅いです。古くから神社や寺院建築に使われた木目の美しい木材です。


唐木仏壇で使われる銘木は現在でも貴重な木材となっているので、すべて銘木だけで作られている仏壇は相当効果になります。そのため、純粋な唐木仏壇はわずかしかありません。

現在の大半の唐木仏壇は、芯に別の木材を使い、外側に銘木を張ってつくるようになっています。貼ってある木材の量によって価格が決まります。白木に塗装がされているものや木目を印刷しているものであれば、価格は非常に安くなります。ただ、早く色あせ、傷みやすいです。

唐木仏壇は伝統的な仏壇の一つですが、その歴史は金仏壇と比較すると最近です。
最古の唐木仏壇は日本地図を作成した伊能忠敬家のものですが、実際に普及し始めたのは明治時代になります。

モダン仏壇

平均費用:50万円

モダン仏壇はインテリアのような仏壇です。これまでの伝統的様式から彫刻や宮殿を排除し、すっきりしたデザインが特徴です。家族の集まるリビングや食卓を囲むダイニングなど洋室に違和感なく置くことができます。多種多様なスタイルでお祀りできることから人気な仏壇タイプです。

現代の生活スタイル変化から近年登場した仏壇で、インテリアに合わせて選べるように様々な材質で作られています。そのため、
モダン仏壇は、家具調仏壇、インテリア仏壇、新型仏壇、都市型仏壇とも呼ばれています。 

 

モダン仏壇でよく利用される木材

ウォールナット

北米で産出される木材です。
耐衝撃性に強い、木肌が美しい、狂いが少ない、加工性や接着性に優れていることが特徴です。
家具や床材で利用され、経年変化を楽しむことができます。
 

ナラ

世界的によく利用される材木です。
重厚感があり、耐久性や耐水性に優れてのが特徴です。
欧米では、床材はもちろん、家具、船舶、ワインやウイスキーの樽など様々な用途に使用されてきました。
 

タモ

木目が美しい木材です。
硬いうえ反発力を持っており、耐久性に優れているという特性があります。
色は、非常にナチュラルで淡い色をしています。


明るい自然感のある色調のものが多いのも特徴です。

大半のモダン仏壇は芯に別の木材を使い、洋家具材を貼ってつくっています。
木材以外にもガラス製の仏壇や真っ白な仏壇など斬新な仏壇もあります。

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